旅の途中

オタクライフ備忘録!

関ジャニ∞、死ぬまでこの10曲しか聴けないとしたらどれ!?曲グランプリ

お久しぶりでございます!仕事が慌ただしくろくにジャニオタする暇もないまま、3月になってしまいましたが、なんとか生きております。

さてさて、2017年最初の投稿です。何やらめんどくさいタイトルをつけましたが、今回の記事、簡潔に言えば私が好きな曲についてタラタラ語りますよ~というだけの内容でございます。例のごとく物凄い長文ですが、暇で暇で発狂しそうな方はぜひ読んでいってください!!!

 

関ジャニ∞、死ぬまでこの10曲しか聴けないとしたらどれ!?グランプリ

 

~ルール説明~

・『好きな曲10選』ではない。『この曲を残して他の曲が消滅するとしたら、どの曲を残す?10選』である。

・DVDや録画などで残る、映像メディアは一切関係ないものとする。尚、あくまで、”音源”のみを考慮するため、未音源化楽曲は対象外とする。

 

はっじまっるよ~~~!!!

 

1.へそ曲がり

関ジャニ∞で一番好きな曲は?」って聞かれたとき、咄嗟に答えるのがこの曲。いや、本当は優柔不断なのでとても決められないのですが、たぶんいくら冷静に考えてもやっぱり最終的に頭に浮かぶのがへそ曲がりなんじゃないかな、と思うんですよね。

何と言っても、関ジャニ∞の魅力っていうのがギュッと凝縮されてるところが、私がこの曲を好きな理由の一番大きな理由。

そりゃ関ジャニ∞の魅力なんて、挙げきれないくらいにあります。けれど、やっぱりいちばん大きいのは、「かっこ悪いのにかっこいい」ところ。私は彼らの、アイドルでありながらアイドルから遠ざかろうとする姿勢と、でも確かにそこに生まれるかっこよさにゾッコンなんだと思います。

かっこつけてなんぼのアイドルでありながら、どこかダサくて情けなくて、かっこつかない。キラキラ輝くアイドルのステージでめいっぱいふざけてみたり、黄色い歓声の中で全力の変顔してみたり。

周りを進む同業者たちを乗せた船を尻目に、真反対の方向へめいっぱい舵を取りながら、わしらはこっちじゃ!って、嵐に突入していくみたいな。そういう、へそ曲がりな彼らの姿勢に、彼らしか持ち得ないかっこよさの本質があると思うわけです。

だから彼らの歌うこの曲は胸を打つのです。

 

へそ曲がり根性たたえて君に歌っている

与えられた成功なんていらんと強がり

夢ばかり天井叩いて地面を這ってゆく

その腹に汚れなき欲望をしのばせて

 

すこぶるかっこいいこの曲ですが、決して、難しいことは言っていません。確かに言葉選びは独特ですが言っているのはありふれた応援歌と同じこと。だから『へえ~、たしかにそうかもな~』って、流しちゃいそうな言葉たちなんですが、関ジャニ∞が歌うと、そこに生まれる、物凄い説得力。

アイドルはアーティストではありません。細かく言えば例外はあるにせよ、その身一つで“音楽”を売り込んでいくのがアーティストだとすれば、あくまで彼らは音楽を“使って”歌う“人”そのものを売り込んでいくお仕事。彼らが使う音楽とは、あくまで道具であり、手段です。だから、曲よりも目が行くべきは歌っている人にあります。

でも、どんなアイドルにも、その人が歌うことで説得力が伴う一定のジャンルがある気がします。そういう曲に関しては、ミュージシャンが歌い上げる曲にも並ぶくらいの、ズッシリとした重みがあるように感じられるのです。アイドルの持つ何かと、楽曲が、ガッチリ手を取り合ったような。

だから言うなれば、この曲は、関ジャニ∞の得意分野ど真ん中にあるような気がするのです。

 

恥晒す生き方 どうしようもなく美しい

振りかざす常識より 自分流で行っちまえよ

 

表面的に見れば綺麗事を並べているようですが、関ジャニ∞に言われると、うんうん、常識から逸脱しきった彼らの生き方、そこに確かに美しさがあるもんなあ。って、思わず納得させられちゃう。

こういう、無敵の説得力が伴う曲が私はメチャメチャ好きです。次の曲もそうですが。

 

 

2.勝手に仕上がれ

10曲どころか、一生1曲しか聴けないとしたらどの曲?って聴かれたとして悩むのが、多分先述したへそ曲がりと、この曲。

今でも忘れません、深夜のレコメンでこの曲が初解禁になった日。あまりのかっこよさに私は一人で震え上がり、ボロボロ涙しました。その日は震えて泣きながら寝ました。えっ、だって、かっこよすぎるやん……

コンサートの模様を描写した曲で間違いないと思うのですが、後ろのみんなもよく見えてるぜ?って言いながら、ちょっと言いすぎたわってちょけてみたり、熱視線も熱すぎるぜ!って煽りながら、そんなに見られたら恥ずかしいって照れてみたり。まさかアイドルのコンサートの光景と思わないよね。どちらかと言えばキャパの狭いライブハウスで、歌手も観客も叫んで飛び跳ねて汗まみれになってるライブ。ステージに立つのはキャーキャー言われたいしかっこつけたいけどどこかでかっこつけてる自分を照れくさいって思ってる、素直になれないひねくれ者の男たち。

そういうちょっと垢抜けなくて泥臭い世界観がとても似合うと思います、彼らには。

それをわかった上でオカモトズのみなさんが関ジャニ∞にこの曲を提供したのか、はたまた彼らが彼らの力でこの曲を自分のものにしたのかはわかりませんが、これこそまさに今の彼らのためのアイドルソング。

こういう、ただかっこいいだけじゃない、ひねくれたかっこよさの楽曲を、生演奏のインスト曲と一緒にアルバムの1曲目にぶち込んでくるのだから、関ジャニ∞はやめられませんね。

ちなみに余談ですが、私はコンサートでこの曲を聴いて、初めて、彼らの奏でる音を聴けるのなら、さっきまで構えていた双眼鏡を投げ捨ててもいいと思いました。目を閉じてしまおうかとも思いました。というか現に目を閉じました。「見たい」に、「聴きたい」が勝ったのです。アイドルのコンサートで。凄くないですか、これ。

オカモトズさんを始め、サンボマスターさんといった日本のロックを牽引する人達と交流するようになって、彼らのバンド演奏には、ただのアイドルのパフォーマンスには絶対にない説得力が生まれた気がします。

関ジャムでセッションをする彼らや、コンサート中の彼らには、アーティストと、アイドルとの境界にある高くて分厚い壁をぶち壊そうとしているみたいな、がむしゃらな必死さを感じます。メチャクチャかっこいい。

アイドルという、ある意味で純粋な音楽と対局にある枠の中で、ひたむきに音楽に向き合う。それって実は凄く難しいことだと思います。彼らの魅力をそんなところにも発見できた一曲でした。

 

 

3.ロイヤルミルクストーリー

もう、ギュッ!て抱きしめたくなる、関ジャニ∞史上最強に愛おしいラブソング。

見つめ合ってティースプーンを回す恋人同士の物語。そこに描かれるのは、歌にするにはあまりにも平凡な日常。ティーカップと、スプーン2本と、テーブルと。この世界にあるのは、それだけです。なんて小さな世界でしょう。

 でも、幸せの絶頂にある恋人同士ってきっと、それだけあれば笑っていられるんです。豪華なディナーも、甘い愛の言葉も、サプライズもいらないんです。おそろいのマグカップと、おそろいのティースプーン。この曲は、そんな拍子抜けするくらい平和な日常をとびきりおしゃれな言葉選びで切り取って歌にします。

 

アッサムにミルクを注いだ雲が流れて微かにシナモンの風香り

ティースプーンを回すふたりが似てくるのはどうして?

優しさを通して混ざり合っていくから

明日も笑っていくから

 

寝ぼけ眼でティースプーンを回す恋人を眺めながら、「あれ、俺たちちょっと似てきたかなあ」だなんて、どうでもいいことを考える。

 

なんて穏やかで優しい世界でしょう。とても関ジャニ∞の歌とは思えないですね。

 

でも、この曲の魅力はただおしゃれで優しいというところだけではないと、私は思います。

2番の冒頭に、こんな印象的なフレーズが登場します。

 

僕らは抱き合うよ適温で

喜び悲しみ触った手で

 

まず目を引くのは、”悲しみ”という、この平和な世界に似合わない言葉。よく考えると、”喜び悲しみ触った手”って、ちっとも”適温”じゃない気がする。

そしてその後同じく”適温”とは思えない、必死で、切実で、叫びのようなすばるくんの声で突如突き立てられる、この曲の要とも言えるフレーズ。

 

今できる楽しいことをしようよ それを恋と呼ぼうよ

人生を一緒に味わおう

 

私はこのふたつの”適温”でない要素があるからこそ、この曲が描く恋は、こんなにも愛おしく、そしてリアルなのだと思います。

今、二人が抱き合うその手は、喜びも、そして悲しみも触った手なのです。

二人にはそれぞれの、お互いの知らない過去があります。嬉しかったことも、悲しかったことも。お高く止まる彼女と、飾らない僕。正反対の二人ですから、育ちや個性を否定して傷つけあったこともありました。そんな数々のドラマを乗り越えた先に今があって、この瞬間お互いが同じ恋をして、ティースプーンを回しながら見つめ合っているのです。

今の何気ない日常があるのは、二人が喜びも悲しみも乗り越えてきたから。そしてきっとこれからもそんなふうにして二人の物語は続いていきます。君が僕の物語を作って、僕が君の物語を作っていくのです。それを含めて、人生を一緒に味わうというのです。

すばるくんがこんなにも熱を込めてこのフレーズを歌い上げるのは、そういう背景みたいなものを汲み取ってるんじゃないかなあと思うわけです。まさに”適温”って言葉がぴったりな歌詞ですけど、たったこの2つのフレーズと歌声で、二人の間にその適温があることの凄さまで考えさせられる。

よく人生は自分の選択で成り立っているなんて言いますが、恋もそうです。今のふたりが同じ恋をして見つめ合っているのは、お互いにこの瞬間、この恋をすることを選んでいるから。それってもう、ちょっとした奇跡ですよね。恋って凄いなあ。

背伸びしない等身大のラブソングですが、この物語に登場する二人の間には、はるばる培ってきた確かな熱情があります。その過去や、乗り越えてきた数々のすれ違いがあって、初めて、”適温”の今がくっきりと輪郭を帯びる。だからただ恋人同士がティースプーンを回すだけのこの曲は、こんなにも胸を打つのです。

 

こんなに恋がしたくなる曲はなかなかありません。恋がしたくなるラブソングって、いいなあ~~~!!!コンサートまだですかね!!!

 

 

4.七色パラメータ

歌ってる"人"でなく、"曲"だけを考慮して考えた時、1番好きな曲と言っても過言ではない気がします。

なんといってもこの曲の魅力は、締め付けられるくらいに切ない歌詞。

ひとえに別れの曲といっても、色々な種類があります。振られた側が歌う別れもあり、反対に終わらせる恋の歌もあり。未練をタラタラ綴る歌や、前を向き始める歌………

そして私がこの曲から想像できるのは、「諦めた恋の歌」。この、「諦め」っていう要素が、この曲に関しては最初から最後までずっと漂っている気がするんです。

まだ、好きなんです。お互いがお互いのことを。でも、もう駄目だって分かってるんです。この歌が描くのは、お互いがお互いのために、終わらせる恋なんです。

 

きっといつの日かまた出会えるから

 

そんな前向きとも取れる言葉でこの曲は幕を開けます。いつの日かまた出会えるから、いつの日かまた出会うために、曲中、何度も確認するようにこのフレーズが登場しますが、私は彼らが再び会う日は、もう来ないのではないかと思ってしまいます。

どちらかと言うと、まだ自分を好きでいる恋人に、そしてまだ相手のことを愛してしまっている自分自身に、言い聞かせて、無理矢理納得させている気がするのです。

夢のために故郷を離れることになって、関係を続けていけなくなったのかもしれない。夢を追いながら片手間に愛するなんてできないくらいに、愛してしまったのかもしれない。

真意はわかりませんが、そうやって自分の気持ちに無理矢理けじめをつけて、歩き出す歌に思えるのです。

 

今の僕を愛してると言ってくれた

君のためにこのままじゃいれなくなった

 

だなんて、なんて優しくて残酷な言葉。

本当に愛した人でなければ、こんなことは言えません。彼女が愛してると言った今の僕じゃ駄目なんです。それが、彼には分かってしまうんです。

めちゃめちゃ賢いんですよ。多分、この歌に出て来るふたりは。

 

それを愛としたり顔で呼んでみたら

嘘のつけない僕達は泣きたくなった

 

ね、悲しいかな賢い二人には、自分たちの気持ちが本当の愛でないことも、この先に二人でいる未来がないことも、分かってしまうのです。

だから、お互いのために、きっといつの日かまた会えるからって言い聞かせ合って、笑ってさよならを言うのです。そんな日が来ないことなんて、お互いに分かりきっているのに。

 

世の中には多分、別れを告げられた側の失恋ソングのほうが多いと思います。しかしこの曲は多分、あくまで私が思うにですが、別れを告げた側の人の歌。

まだ自分のことを好きでいる相手に別れを告げるのって、好きな人にこっぴどく振られるよりもきっとずっと辛い。そしてそれを、同じくまだ自分が愛してしまっている相手が受け入れて、夢のために歩き出す自分の背中を押してくれるのも、物凄く辛い。

でも、あるんでしょうね。恋人同士が、ああもう、僕たちは駄目なんだなって気付いてしまう瞬間が。そしてそれはきっと、傍から見ても決して分からない決定的な何かなのです。切ないなあ。

 

そしてこの曲においては特筆すべき事項がもう1つ。パート分けです。

何度か言っている気もしますが、私は横山くんの歌声がメチャメチャ好きです。そしてこの曲に関しては、横山くんの甘くて切ない歌声が、これでもかってくらいいい方向に作用していると思うのです。

横山くんの歌声って、(よくも悪くも取れるのでしょうが)ちょっぴり頼りなくて、触ったら壊れてしまいそうな脆さがあって。その声が紡ぐ「いつの日かまた出会えるから」という言葉の切なさよ………横山くんの声は、まさにこの曲の世界観そのものだと思うのです。

あと、クジラとペンギンとか、パンぱんだとかも似合いますよね。(主観)

あと、この曲を歌うすばるくんのパート、気にしたことがない人は是非今一度聴いてみてください。なんて、なんて声で歌うんだ天下の渋谷すばる様が………!!!って気持ちになります。

 

というわけで、いつか恋を諦めて夜行バスに乗る日が来たら、窓際でこの曲を口ずさみながらそっと泣こうと思って選びました。多分未来永劫そんな日来ないけど。

そして、コンサートまだですかね。

 

5.This moment

アイドルといったら色気でしょう。お色気ソング担当枠です。

フロマルやCan’t U see?といった並み居る強敵を蹴落としてこの曲が選抜されました。

関ジャニ∞史上1番夜が似合うラブソングです(当社比)。

正直もうメンバーの甘くてセクシーな歌声と曲の雰囲気に酔いしれるだけで最高なのですが(特にコンサート終わりの帰りの電車に揺られながら今しがた自担との秘密のデートを終えてきた気持ちになりつつ、吊革につかまりながらなんかがオススメ)、その魅力は歌詞にも大あり!

きちんと聴いてみると、この曲の歌詞って、そのアダルティーな曲調とは裏腹に、物凄く切実で、どこか幼さすら感じるものなんですよね。

 

抱きしめても何か足りない その訳ならわかってる

ボクの知らないキミがいるから この想いは止まらない

 

冒頭からいきなり一体何があったの感満載の歌詞。単純な脳なので多くは想像できませんが、浮気か不倫か、はたまた別の何かなのか、そういった所謂”許されない恋”をしているのでしょう。とりあえず、好きになってはいけない相手を好きになってしまって、タブーを犯していることを自覚しているけど、それでも止められない自分の恋心を歌った曲であるということはおそらく誰にでも推測できます。

なんですけど、この主人公、タブーを犯すにはあまりにも優しすぎる気がするんです。

 

夜が明けたらいつものように優しい嘘を並べて

越えられない現実にまた君を送り返すから

 

送り返すんです。禁断の恋に溺れている主人公なんですから、僕のものになってくれれば、と現状を嘆いてもいいものを。なんなら、そのまま奪い去っても良いものを。

 

思い出なんていらない

ただキミに見せたこの愛は

すべて奪うこと躊躇った

だけどまだ恋いしくて、恋いしくて

 

躊躇っちゃうんです。それでも好きなんです。

極めつけは、この曲一番の聴かせどころ。丸山くんのとびっきり甘ったるい声で始まるフレーズです。

 

退屈な日々だからキミに惹かれたわけじゃない

このココロは壊せない

ボクにはできない

 

禁断の恋とか、タブーとか、そういうのってある程度「それをしてる自分に酔ってる」部分があるんじゃないかなって気がします。少なくともフィクションの世界では。

でも、彼の場合違うんです。退屈な日々だからキミに惹かれたわけじゃない。こんなに悲しいことがあるでしょうか。たまたま心の底から好きになった人が、好きになってはいけない人だっただけなのです。そんな相手やめとけばいいのに!なんてとても言えません。メチャメチャ可哀想。

ともあれ、彼らの身に一体何があったのかは我々にはわかりませんが、この歌は、キミを全部奪い去ってやる!っていう歌でも、どうして僕らはこんな運命に!って嘆く歌でもないんです。

薄暗い部屋で吐息で語って。色気のあるメロディーと言葉たちで、雰囲気たっぷりに描かれる許されない恋に溺れる二人の世界。でも頭のなかでは、ただこの瞬間だけ、キミを愛させてくれないかなあ。って、やがて恋が終わる瞬間のことを、君を送り返す明日のことを、まっすぐ見つめながら考えてる。まさに、現実逃避の歌。

悪役になりきれないその幼さが彼らの歌らしくてどこか愛しい。だから鼻につかなくて感情移入しやすいんでしょうね。

そんなところも含めて大好きな曲です。コンサートまだですかね。

 

6.LIFE~目の前の向こうへ~

めっっっっちゃミーハーな選曲ですが、だって、もう、語るまでもなく、めっちゃいい曲じゃないですか???

ひねくれアイドルが歌う、正統派アイドルソング。隙がなくて、洗練されていて、誰が何と言おうといい曲。それをバンド演奏で見せるところも良い。

この曲の魅力を褪せさせてるものがあるとすれば、それは他でもない「飽き」。

どんなに好きなものでも、好きでい続ければある程度飽きてしまうのは仕方ない。そんで一度そうなってしまうと、このこびりついた手垢っていうものを取っ払って何かを評価するのは本当に難しくなってしまうのです。これは、アイドルに限らずですが。

そしてきっと、その手垢のついた何かは、失ったときに初めて再評価されるんだと思うんです。

だからもしも10曲しか聴けないとなった時、きっと私はこの曲が恋しくなる。そんな気がするから挙げました。

またかよ~って言われても、いつまでも歌い続けてほしい曲です。そしてファンとしても、いつまでもその輝きを見失わないようにしていきたいものです。

 

7.君の歌をうたう

とびっきり可愛いライブ演出が印象深いクリスマスソングですが、今回はその楽曲に限って話をしてみようと思います。

クリスマスに恋人に贈ろうと思ってた歌を、別れてしまった今、たった一人で歌うってシチュエーション。この状況って、ひょっとしなくても物凄く切ない。いくらでもドラマにできそう。なんですけど、この曲からそういう悲劇が全然伝わってこないのは、フラれた男が歌うとは思えないどこかおどけたメロディと、歌っているひとたちのせい。そう、これ、関ジャニ∞の曲なんですわ。

 

クリスマス前に別れて ひとりで過ごすイブに

2ケ月あまりも温めた 君への歌を歌ってます

 

歌詞だけ読んだら、切ないバラードと勘違いしてもおかしくない、切ないフレーズ。けれどもそう思わせないのは、言葉を彩るメロディがあるから。関ジャニ∞の曲だからこういうちょっとかっこつかない演出が盛り込まれたんだと思うと、愛しさが爆発しますね。どこかレトロなギターサウンドも、大サビ前の錦戸くんのスキャットのパートも、なんとなくかっこつかなくて非常によい。多分他のアイドルが歌ったら、切ないバラードになっただろうに。

 

こんな気持ちを大切にしてたら

サビの最後「いつまでも一緒だよ」ってとこで泣かなかった

 

とか、

 

「さようなら」と書き換えたメロディー

歌えずに もう一度もとに戻した

 

とか、この辺の歌詞なんて、メロディの脚色次第でいくらでも悲劇に演出できると思うんです。でもそうしないんです。そっちのほうが彼らには似合うのです。

彼女に歌うはずの曲を、ボロボロのギター片手に夜空を見ながら延々と一人で口ずさむ。寒いなあ、君は寒がってないかなあ。なんて未練たっぷりのことを考えたりして。そんな寂しい男の背中が目に浮かぶようです。こんなに切ない歌詞なのに、その背景をどんな色にも塗り替えてしまうんですから、メロディの力ってやつは本当に凄い。

ともあれ、そんなせつなかっこわるい(?)空気感が関ジャニ∞にぴったりだと思います。本当に彼らはフラれるのが似合うな。フラれるのが似合うアイドルってどうなの!?それだけでだいぶ愛おしいんですけど。

 

8.元気が出るSONG

メンバーみんなで作詞作曲したっていう時点で強い。この曲が音源化された今となってはもう、この曲なしで関ジャニ∞は語れない気がします。

メンバーはファンへ向けた歌詞とも、メンバーへ向けた歌詞とも取れるように作詞したなんて言っていますが、私はファンが入る余地なんてこの曲にはまるでない気がします。(入っていてほしいという気持ちは大いにありますが…!!)

関ジャニ∞がメンバー同士仲がいいのは言うまでもないし、それが1つの大きな魅力であるのも確か。この曲は、それぞれメンバーが作詞作曲した優しく穏やかな旋律と言葉たちで、お互いへの気持ちを歌いあったもの。

 

笑ってる君の隣に僕はいたくて

楽しそうなその横顔ずっと見ていたくて

やわらかな空気が運ぶこの時間が

永遠に続けなんて願わないから

せめてあと少し もう少しだけ

 

なんて愛に満ちた、温かい言葉でしょうか。

 

恐らく大多数のファンはメンバーがメンバーを大好きでいるのを見ているのが好きです。だからいちいち雑誌のインタビューでお互いを語り合うメンバーを見て、キャーキャーあれこれ騒ぐのです。

それって何ででしょうか。

きれいな顔をした男の子たちがワイワイ仲良くしている図が好きだから。でも、それ以上に大きな理由がある気がします。

 

当たり前すぎて忘れてしまいがちですが、ファンにとって一番嬉しいのは、今日、今という瞬間を、アイドルがアイドルでいてくれること。アイドルがアイドルでいるのを楽しんでくれていること。

脱退、卒業、解散……色々なことがある世界ですから、明日もアイドルがアイドルでいてくれる保証なんてどこにもありません。

我々には想像もできませんが、辞めていく人だって数え切れないくらいにいる芸能界という世界は、そしてアイドルでいることとは、きっとそれくらい思い憂うことの多い世界なのでしょう。

だから、ある意味で「メンバーは仲良くしていてほしい」っていう願望は、ファンの押し付けに近いのかも知れません。

ファンはメンバーが仲良くしている様子を見ると安心するのです。ああ、大丈夫だ。厳しく辛い世界を生き抜く彼らだけど、とびっきりの仲間がついてる。一緒に歩むメンバーがいる。きっと明日もアイドルとして芸能界にいることを、選んでくれる。

こんなに頼もしいことはありません。

毎日試され、傷つき、やっと乗り越える『不確かな日々』の中に、彼らにとっての確かな『今』として潜んだ瞬間。それが、メンバーといる時間なのです。

それを永遠と呼べるまで、繋いでいきたいと、彼らは歌います。

それって、実はファンからするとすっごく贅沢なことです。

 

ああ、こいつの笑ってる顔が見たいな。って、楽しそうな横顔を見ていたいな。って、アイドルが思ってくれることへのありがたさ。

そういうアイドルのファンをやってると忘れてしまいがちな当たり前のことを、この曲を聴くと改めて思い出して噛み締めます。

つぎはぎが見え隠れするようなちょっとぶきっちょなメロディ展開も、彼らがみんなで作り上げた作品って感じがして愛おしい。ずっと、ファンの一人として大切にしていきたい、そして、押し付けに近い願望になってしまいますが、メンバーにも大切にしていってほしい一曲です。

 

9.大阪ロマネスク

再び、とってもミーハーな選曲です。

曲はもちろん好きなのですが、それ以上に私がこの曲を好きな大きな理由、それは、ファンが愛する曲であるということです。

なにかある度にファン投票1位に輝くこの曲。

おちゃらけアイドルで有名な”あの”関ジャニ∞なのに、ファンが選ぶ好きな曲は、楽しい前向きソングでも、かっこいいバンド曲でも、バリバリ踊るダンス曲でもなく、この、しっとり聴かせるバラードなのです。

そう。関ジャニ∞には、バラードがよく似合う。はっきり言ってめちゃめちゃ似合う。

それはゲラゲラ笑う彼らの背景には、背負ってきた大きなドラマがあるから。彼らの背中にはふざけてるようでいつもどこかにぬぐい去れない影があるように思われます。

コンサートでキラキラ輝く彼らの後ろにももちろん、地上波で歌いながら床を這いつくばってお茶の間を凍らせる彼らのうしろにさえ、いつもその影はついて回ります。それはたとえばお客さんが入らなかった過去だったり、たとえばアイドルとして芸能界を生き残るために、正統派アイドルから外れることを選んだ、彼らの決意だったり。そういう彼らの背負う影の数々。

大阪ロマネスクという曲は、まさにその象徴のような存在に思われるのです。

影といっても、決してマイナス要素なわけではありません。アイドルが背負ってきた過去のドラマ達。ファンはその影を知ることで何倍も、何十倍もアイドルを好きになります。だから上手に使えば、そいつはむしろ、アイドルにとって大きな武器になります。

けれども、いつもふざけてて面白い関ジャニ∞にとって、影は不要なものです。いや、不要ではないにせよ、少なくとも、彼らはお涙頂戴的に、わざとらしく影をちらつかせたりはしない気がします。かっこ悪いから。つまり、本人たちはわりとその、背中に背負ったドラマたちに無頓着であるように思えるのです。

しかし、忘れてしまいがちなその背景に、ちゃんとファンは風情を見出しています。だからみんな、事あるごとにこの曲の名前を挙げたり、カラオケの締めで歌うくらいこの曲が好きだったりするのです。その事実が、なんていうか、メチャメチャ好きです。

大阪ロマネスクを聴くと、なんかもう、無条件にみんな「ワァッ」てなるじゃないですか。その瞬間ってみんな少なからず、今言った関ジャニ∞の”影”のことを想ってる気がするんです。

ファンが言う「大阪ロマネスクが好き!」って言葉には、「あなたたちの苦労とか、決意とか、私はちゃんと知ってるよ。」って意味が含まれている気がするのです。

 

この曲が流れれば、ファンはこぞって関ジャニ∞の背負うドラマチックな何かを想って泣きます。何かにつけて彼らにこの曲を歌わせたがるのは、照れ屋な関ジャニ∞の背負う、数々のドラマを風化させないため。大阪ロマネスクが好きっていう事実は、関ジャニ∞への無償の愛とどこか通じるところがある気がするのです。

だって、多分どんなにふざけた映像でも、背景でこの曲が鳴っただけでみんな泣くじゃないですか。泣きますよね?わたしいきなりドッジの映像の背景で流れてても泣きます。一気に、「ああ、こうしてふざけてる彼らが、色々なものを乗り越えてここまで来られて本当によかった。ありがとう。大好きだよ」的な雰囲気になりませんか?これって、大阪ロマネスクだけが持つ特性に思えるのです。

そうやって分かりやすくみんなで一斉に涙する曲があってもいいと思うのです。あるから、いいのだと思うのです。この曲がある限り我々は一生、関ジャニ∞をただの『いつも面白いおじさんの集まり』だなんて思えませんから。

 

過去に錦戸くんが、この曲を名曲にしたのはファンのみんなだよ、って言っていたらしいですが、まさにその通り。メンバーもそう思っているところが、また素晴らしい。そういう意味でも彼らの言う通り、この曲はファンへのラブレターなんだなあと勝手に思っています。

 

似たような理由で、I to Uも好き。いや、正直なところ別に好きじゃなかったんですけど、ファンのみんなが好きな曲だってことを知ってから、一気に好きになりました。ああ、なるほどね!みんな、こういう曲を歌ってる関ジャニ∞が好きなのか、って。わかってるよなあ、ファンって。こういう、ファンが無条件に好きって言う曲ってどうやって生まれるんでしょう。不思議でなりません。

 

10.Tokyoholic

コンサートで初めて聴いた瞬間に「あっ 一生好きこの曲」って確信した曲。この度めでたく音源化が果たされたので選ばせて頂きました。

まずかっこいいのは、この曲が辿ってきた音源化への道のり。

我々が初めて得たこの曲の情報は、シングル『NOROSHI』に収録されたインスト曲の、しかも未完成のセッションの“映像”でしたね。歌詞どころか、曲名も無い!無数のハテナが頭に浮かびました。でも、そんなことどうでもよくなるくらいにかっこよかった。そして思います。これ、コンサートでやってくれるのかな。

そして、完成形のこの曲が、コンサートでお披露目になります。えっ!!!!歌詞ついてる!!!!“ライブ”で聴くこの曲は、全く頭が追いつけないまま、ものすごい速さで駆け抜けていきました。錦戸くんの『I don’t like you Tokyo!!!』という叫びだけを耳に残して。

なんだか分からないけど、とんでもないものを見た気がする…

という過程を経て、やっと今、“音源”としてこの曲を聴いているわけです。

この、“映像”→“ライブ”→“音源”という流れで、楽曲が完成していくのが本当にかっこいい。例外こそあれ、本来音楽というものはCD、つまり“音源”があってその曲を披露する“ライブ”があって、それが“映像”として残る。だから、“音源”の答え合わせや味付けを後からするんです。

しかしこの曲は真逆を辿りました。ほんのちょっとチラ見させて、名残惜しいくらいのスピードでお披露目して、やっと今全部を拝んでるわけです。だから「ああ、そういえばこんな演出があったな!」とか、「この部分、そういえばセッションしてたな!」とか、否が応でも思い出すのです。

だから私の中には、どうしてもこの曲には東京ドームのど真ん中で『I don’t like you Tokyo!!!』と声高々に叫ぶ彼らの姿が付き纏います。あくまで今回取り上げているのはみんな音源の話なのですが、この曲に関しては、どう足掻いても前提にライブがあるのです。音源が生まれた瞬間にはもう、コンサートで拝んだこの曲があったわけですから。どうやってもライブと音源が切り離せないという意味でも、この曲はとても特徴的です。

 

それでは、肝心の音源の話をしましょう。

今この時代には多くのアイドルが存在していて、きっとそれぞれが大きなドラマを抱えています。メンバーの脱退だったり、日の目を見ない地下アイドルをやっていた過去だったり。そういうものを経て今があるからこそ、ファンが今目にするアイドルは余計に輝いて見えるのです。

そして、彼らにとってのドラマとはきっとこの曲が描く、「関西で生まれたこと」。「関ジャニ∞と東京」。それは多分、彼らが抱える最大のドラマだと思うのです。

しかし彼らはこれまでその苦労や葛藤をシリアスに振り返るようなことをあまりしてこなかったように思います。貧乏だった日々のこと、努力をしても誰も見てくれなかったこと、バラエティで笑いを交えながら語ったことはあれど、その深淵をファンに覗かせるようなことはしなかった。ロマネの話をした時にも同じことを言った気がしますが、かっこわるいからです。どんなに辛かったか、どんなに苦労したかを語って見る人を泣かせるよりも、「ほんまに死ぬかと思ったわ」ってゲラゲラ笑い飛ばして、それを見る人を笑わせるほうが、彼らにとってはかっこいいんです。

Tokyoholicは、そんな彼らが初めて、自分たちの葛藤や苦労を最初から最後まで悲痛に叫んだ嘆きの歌であるように思います。今まで覗かせてくれなかった深淵のすべてがありました。

こんなに彼らの関西弁が悲しく聴こえる曲はほかにありません。

関ジャニ∞が今の地位を築いてから、彼らの話す西の訛りは、彼らのステータスであり、芸能界を生き抜く他とない武器になりました。けれどこの曲に放り込まれた関西弁は、そうなる以前の関西弁。『東京の人間でない』という事実の象徴なのです。

東京の人間でなかったから、彼らは物凄い苦労をしてきました。東京の人間じゃないから、いくら頑張っても誰も自分たちを見てくれない。自分達の才能に気付いてくれない。爪を噛みながら東京でちやほやされている同業者たちを睨みつける、地獄のような日々。何もかもが目まぐるしく回っていくこの街ですから、容赦なく時は流れます。立ち止まったままでいようものならあっという間に置いていかれることへの焦り。だからもうがむしゃらに走るしかない。けれどどこに行けばいいのかも、そもそもどれだけ走ってきたのかもわかりません。走っても走っても満たされない。追いつけない。全部全部、この街が悪い!

でも、その、世界で一番憎い敵であるはずの東京に認められなければ、彼らにとっての成功は無くて。

そういう、彼らがかつて抱えてきた我々には想像も及ばないくらいの苦悩を、葛藤を、焦りを、そのまま歌にしたような曲です。

『そんなはよ歩かれたら姿も見失うわ』『そんな上から見んなやこっちも必死なんじゃ』

耳を塞ぎたくなるくらいの、悲痛な叫びです。 

関ジャニ∞が、こんなにみっともないくらいに弱音を吐いたことが、未だかつてあったでしょうか。関西人であることの喜びを歌った曲こそあれ、その悲しみを嘆いた曲が、あったでしょうか。

そういう、彼らの辿ってきた色々なものを思うと、もう、この曲を愛さずにはいられません。

東京という街の持つ無機質な冷淡さみたいなものを語る曲はいくらでもありますが、こんなに説得力を持って歌い上げられるアイドルは多分他にいません。

そしてその、にっくき東京という街で、『東京の人間ではない』という事実を逆手に取って成り上がった彼らのかっこよさを改めて噛みしめる瞬間でもあります。

 

そして、こんなに壮絶なドラマを、しっとりバラードにするのではなく、相槌を打つ暇もないくらいの速さで駆け抜けていくのが本当に関ジャニ∞らしい。こっちがHey!wait!って叫びたくなるくらいのテンポと叫んでいるような楽器のサウンドに、伝わってくるのは彼らの焦りだけ。涙を流す暇もありません。やっとこの曲の意味を解釈して泣けたのは、音源になって聴いた時でした。しかしもう、その時彼らはもう目の前からいなくなっているのです。コンサートは終わっていますから。

そうです。彼らの過去語りに涙はいらないのです。涙の共有なんてかっこ悪いからです。泣くなら、勝手に一人でせえや!とでも言うように、ポーーンとB面に放り込まれた音源。

か……かっ、かっこいい~~~~!!!!一生大好きです!!!!

 

 *        *        *

 

以上です!!!!!いかがだったでしょうか。

改めて、わたし的これしか聴けないならどれ曲10選です。ドン!!!

 

1.へそ曲がり

2.勝手に仕上がれ

3.ロイヤルミルクストーリー

4.七色パラメータ

5.This moment

6.LIFE~目の前の向こうへ~

7.君の歌をうたう

8.元気が出るSONG

9.大阪ロマネスク

10.Tokyoholic

 

うん、わかる。(にしてもTAKESHIさんの曲好きすぎるな……)

けれども、改めて念を押しておきたいのは、これ、好きな曲トップ10ではないということです。あくまで、これしか聴けないなら、という基準で選んでいるのです。当然、同じ系統の曲は少なくなりますし、トップ10に入るほどに好きな曲ではなくても彼らを応援していくうえで重要な曲ならば入ってくることになります。どちらかというと、ベストアルバムを作ったのに近い感じなのでしょうか。

好きな曲となるとまた変わってきそうですよね。まあ、私はとても選べないのでそっちは諦めます。

 

年明けに書き始めたはずが、思いがけず盛り上がってしまい3月になっていました。拙い日本語で思っていることの半分も文字にできなかった気がしますが…とても満足しました。読んでくださったみなさま、ありがとうございました!

そしてもしみなさまの死ぬまで10選(略し方よ……)がありましたらぜひとも耳打ちで教えてくださいね。

では、最後に、惜しくも10選から漏れた曲を未練がましく並べ立てて終わりにしようと思います。また次回、死ぬまでこれしか見られないとしたらどれ!?曲10選〜コンサート映像VER.〜でお会いしましょう!!!

 

 

 

 

マイナス100度の恋

今回は、君うたとカブるという理由で惜しくも選外となりましたが、たまに無性に聴きたくなる大好きな曲。関ジャニ∞史上最高の失恋ソングと行っても過言ではないのでは…?

♪外は雪 思い出さないのかい? あの日のこと 君は俺に未練はないのかい?

って、あんまりにも悲しすぎる。横山くんの声が痛々しく刺さりすぎる。いつか大失恋したらこの曲聴きながら寒空の下で号泣することにしますね…

 

どんなに離れてたって傍にいるから

俺がいるから ここにいるから どんなに離れてたって傍にいるから

いつかきっとかっさらいに行く もっとお前にふさわしい俺になって

全体的にアイドルが歌う曲として夢がありすぎる。仕事終わりに疲れた顔で電車に揺られながら聴くと、なんかもう種類の分からない謎の涙が出てきます。誰か~~~かっさらいに来てくれ~~~

 

EXTEND!

びっくりするくらい大好きなカップリング曲です。強強強のカップリングは本当に名曲揃い。わりと地味な曲な気もするのですが、楽曲の構成がめちゃめちゃかっこいい。イントロとか、最後にAメロが出て来る感じとか。2番歌い出し、丸山くんのはあ~~~↑(?)で死ぬ仕度はとっくにできてるのにどうしてコンサートでやってくれないんですかね…

 

my store~可能性を秘めた男たち~

とんでも自虐ソングに見せかけて、ただの自虐ソングなんかじゃ絶〜〜〜ッ対にない。この曲はまさに、関ジミ3"だった"今の3人が歌う、関ジミ3への応援歌。当時の苦労や葛藤を笑い飛ばせるくらいに成長した今の3人だからこそこの歌を歌えるのだと思う。

後列であんまり目立てなかった、当時の彼らの血の滲むような努力の片鱗を私達に覗かせてくれる。それをこういう押し付けがましくないユーモアたっぷりの曲に乗せてくるところが私はとても好きだ〜〜〜!!!関ジミ3よ!!!泣きたくなったのならこの歌をうたえ~~~!!!

 

イッツマイソウル

多くを語る必要はないと思います。だってみんなこの曲大好きじゃないですか。私も大好きです。

 

わたし鏡

よく夜道を歩きながら聴きます。いつの間にか私は大阪にいて、遠距離恋愛中の章大くんが東京で待っていてくれているみたいな気持ちになります。気のせいです。受話器越しに抱いてくれ~~~

ファンになって浅い頃、安田くんの作詞作曲した曲だと聴いて本当にびっくりしたのを覚えています。aikoかよ!!!って思いました。

 

罪と夏

2016年シングルで個人的優勝はこの曲でした。ただのパリピソングかと思いきや、”夏”という季節の持つ独特の物寂しさなんかがとびっきりきれいな日本語と一緒に盛り込まれていたり、楽曲の構成がメチャメチャ凝りに凝っていたりとか、聴けば聴くほど深みのある1曲。プレイバック!の一声でAメロがプレイバックするのとか、本当に、罪なくらいかっこいいんだよな~~。あと、大倉くんのオク下が最高。

 

パズル

元気SONGと迷って、今回は選外。斉藤和義さんの曲だけあって独特の哀愁が印象的なこの曲には、大阪という街を背負って東京で生きていく彼らの覚悟とか不安とか、そういうごちゃごちゃした何かがギュッと詰まっています。そういう意味でこの曲も関ジャニ∞を語る上で欠かせないものなんじゃないかなあと思います。丸山くんの下ハモが本当に愛おしい。

 

乱れ咲けロマンス

はい!!!泣く子も黙る最強のお色気ソングです~~~!!!ですが、やっぱりフラれています!!!関ジャニ∞なので!!!

お願いだから、コンサートで、真っ赤な衣装を着てとびっきりセクシーなダンスをしてほしい。真っ赤な花びらが舞い散る中で踊ってくれ……わたしには見えるのです……

 

純情恋花火

はいみんな机に伏せる~~~!!!いいか、正直に言ってみなさい。先生怒らないから。純情恋花火聴きながら、自担との夏祭りデートの想像したことある人~~~???うん、うん……はい、わかりました。顔上げて~~~。全員でした。ありがとうございました。

 

Baby Baby

アルバム、8UPPERSの中でもとびきり甘くて優しいこの歌。すごく個人的になんですが、横山くんの主旋律に丸山くんが上ハモを当てるのが性癖大好きなので、1番のBメロ、♪朝焼けが~のところで聴く度に泣いています。私は見られなかったのですが、エイタメコンでまさかの復活を果たしたとのことで…映像化がまたれます。震えています。

 

二人の花

丸山担なので。すみません。ごめんなさい。石を投げないでください。

 

次の春です。

メロディの運びがとにかく美しい。文句の1つもつけようのないくらいに美しい。と思ったら、作曲されたSAKRAさん、私の愛してやまない嵐の名曲、GUTS!の生みの親でもあることを知りとても驚きました。大阪から上京する物語なのもとってもいいですよね。

 

ナイナイアイラブユー

私はよく夜道に聴きながら帰っています。7人のハーモニーがとっても贅沢で美しい一曲。

そしてこの曲を私が愛するのは、最早執念でもあります。ここまで分かりやすくトランペットソロがあり、アカペラのパートもあり、何故コンサートでやらない……???元気コンは、もうこの曲を聴きに行ったと行っても過言ではないのに…いつまでも成仏できません。助けてください。